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犬の熱中症とは?
暑さが本格化する7月~8月。犬にも熱中症への注意が必要です。
室内で飼っている犬でも、適切な温度管理や給水が行き届かないと熱中症へのリスクは高まります。
暑さ対策に使える犬用の熱中症グッズも販売されており、うまく活用しながら夏を乗り切りましょう。
室内でも熱中症が!
そもそも平熱が38度ぐらいある犬は、汗腺がないので、呼吸によってしか体にたまった熱を冷ますことができなく汗で体温を調節は不可能です。
犬の熱中症の経過過程。
また、犬は、全身が毛で覆われている上、アスファルトからの放射熱を受けやすい地面を
四足歩行で歩くので、熱中症にかかる危険性が高いのです。
ペット保険大手のアニコム損害保険(束京・新宿)が2013年度に行った調査によると、
熱中症で犬を通院させた契約者のうち、67%は室内で飼っていたといいます。
特に7~8月は発生件数が6月の3倍と急激に増えました。 家の中だと、熱中症にはならないだろうと気を抜いてしまいがちです。
人間と違って、ペットは重症になるまで熱中症と気づきにくいので、エアコンを入れ忘れたり、
誤って暖房を入れたりして犬の熱中症を引き起こすケースもあるので注意しましょう!
また、毛の長い犬の熱中症を防ぐには、暑さの負担軽減のため夏向けの「サマーカット」で、
効果が期待できます。トリミングは専門店のほか、大型のホームセンターなどでも行っています。
それと、エアコンや扇風機で室温を管理し、水分補給を怠らないことが鉄板です!
暑さ対策グッズを活用
「愛犬の熱中症チェッカー」は、獣医学の専門家が開発を監修した、温度と湿度から熱中症の警戒度を測定し、ランプとブザーで飼い主に知らせる岐阜県多治見市のペットライン社の犬向け熱中症対策商品です。
犬の散歩や車内に乗せる際などに、リードに取り付けて使えます。
このほか、ネット通販で、フィルターで飲み水を濾過(ろか)するペット用循環式給水器(ジェックス)や、噴水のように水が湧き出すものなど様々な給水器が売られています。