手足がつるのは熱中症の症状ですか?
手足がつるのは『熱けいれん』と言い
熱中症の症状のひとつに数えられます。
もちろん、手足がつったからと言って
必ずしも熱中症を起こしているというわけではありません。
しかし、屋外や屋内の熱気がこもるような暑い場所にいる時や、たくさんの汗をかいている時に手足がつったり筋肉がピクピクと痙攣したりする時には熱中症を疑ってみる必要があります。
熱中症で手足がつったり、筋肉が痙攣したりする原因は、
汗によってナトリウムが失われてしまう為だと考えられています。
人の体は汗をかくことで熱を体外に逃がそうとしますが、
外気の温度や湿度が高い場合などにはうまく熱を発散することができません。
それでも、体は熱を発散しようと汗をどんどん出そうとしますから、
汗のかきすぎによって体の水分やナトリウムが失われてしまうのです。
その為「こまめに水分をとる」事が熱中症対策のひとつとして言われています。
しかし、ここで注意したいことが1点。
実は汗を大量にかいている時に、水だけを飲んでいると、体内にのこったナトリウムが薄まってしまい、さらにナトリウム不足による症状を引き起こしてしまいやすくなります。
スポーツ飲料など状況にあわせて上手に水分をとりましょう。