仕事中に熱中症になるのはなぜ?
どのようなシーンを思い浮かべますか?
運動場や海など、スポーツやレジャーを
イメージされる方も多いのではないでしょうか。
しかし、熱中症が起こるのは、
上記のようなシーンだけとは限りません。
実は、お仕事中にかかってしまう方もいらっしゃるのです。
実際に、勤務中に熱中症になって命を落とす方は毎年10名以上にもなります。
特に屋外で作業着を着て勤務されている方に注意が必要だとされています。
熱中症が起こる条件は「日差し」や「暑さ」だけではありません。
たくさん汗をかいたり、体温が上昇したり、
汗で失われた水分やナトリウムが不足したりといったことも原因に数えられます。
仕事中はなかなか休む事ができず、また作業に夢中になって水分補給などが疎かになってしまいがちです。
また、最近では風通しの良い作業着なども多く見かけますが、
作業の内容によっては体を守るためのヘルメットや安全靴、防護服などを着なければいけません。
これらは安全に作業をすすめるうえでは大切なのですが、
体の熱を留めやすく、熱中症を発症させる要因のひとつにもなってしまっているのです。