高齢者が熱中症にかかりやすいのはなぜ?
実際に、熱中症にかかった人を年齢別でみても高齢者は多い傾向にあり、また屋内・屋外問わずに発症しています。
重篤化してしまうケースも珍しくなく、
熱中症により命を落とす方も少なくありません。
高齢者が熱中症にかかりやすい原因には以下のようなことが挙げられます。
・体力の低下や持病
・外気の変化を感じ難い
・水分を取る量が少ない
人間の体温は、体温調節機能によって生命維持に適切な約37℃に保たれています。
しかし、加齢による体力の低下や持病、さらに服用しているお薬の影響などによって、
この体温調節機能が働きにくくなってしまうと熱中症のリスクが高まります。
また、加齢が進むと、暑い寒いといった外気の変化を肌で感じ難くなるため、
本人が意図せず高温多湿の環境に長時間身を置いてしまうことも要因に挙げられます。
対策としては家族が気を配ってあげることももちろんですが、自身で意識して水分をとったり、
天気予報や温度計を見ながら環境を整えたりする事が大切です。