車ドライブ中に熱中症?

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走行中の車の中は、エアコンが効きやすく涼しく快適な空間ですね。^^

でも、その快適さの陰に、熱中症の危険が潜んでいることを知るドライバーは少ないのではないでしょうか?

車内での熱中症といえば、多くの人が、駐車車両内に置き去りにされた子供の死亡事故を思い浮かべるでしょう。

しかし、ドライバー自身が、しかも運転中に、熱中症を発症するおそれもあることを知る人はほとんどいません。

警察庁にも消防庁にも、運転中の熱中症に起因した事故の統計はありませんが、岡山県警交通企画課が、平成20年から24年(5年間)の7、8月の死亡事故を、発生時の気温と事故類型で分析したところ、とても興味深い結果が出ました。

その結果。

気温が上昇するにつれて、路外や対向車線へ逸脱したための自爆型事故の構成率が高くなり、人対車両事故は逆に低くなるという傾向が見られました。

自爆型事故は、暑さを感じることなく過ごしやすい気温24℃未満では、人対車両事故と同率の35.7%でしたが、30℃を超えると増加が顕著となり、30℃では45.5%、32℃では60.0%、34℃では71.4%となります。(人対車両事故が減るのは、暑さで歩行者の外出自体が減るのも一因です。)

自爆型事故が気温に比例してこれほど増加しているのですが、あくまでも、このデータは死亡事故の現象面だけを見たものであり、原因の詳細や死亡したドライバーが熱中症を発症していたか否かは分かりません。

しかし、自爆型事故といえば、多くが居眠りや漫然運転が原因とされることから考えると、ドライバーから集中刀を奪い取る何かが真夏の車内で起こっていたことは間違いありません。

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