屋内の熱中症
屋外には、熱中症の危険が多く潜んでいます。
特に、気温が30度以上、湿度が60%以上の
場所では注意が必要です。
確認された熱中症のうち、
約6~7割は屋外で起こっているという統計もあります。
しかし「熱中症イコール外で起こるもの」というイメージが強いのですが、実は屋内で起こる熱中症も決して少なくはないのです。
冒頭で気温が30度以上、湿度が60%以上の場所では特に注意が必要と述べましたが、
これは何も屋外だけで起こる条件ではありませんね。
室内でも同様に、気温と湿度が高く、さらに
風通しが悪くて熱気がこもりやすいような場所では熱中症が起こりやすいと言えるのです。
例えば、キッチンも普段は
涼しい場所でも、火を扱いはじめるとあっという間に暑くなってしまいます。
また、トイレで考え事をしていて気が付いたら
結構な量の汗をかいていたという経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
「家の中に熱気がこもるような場所はない。」と思う方も多いでしょうが、
時間帯や使用状況によっては家の中にも危険な場所が存在するのです。